CRA対応で、企業は何をしなければならないのか?
CRA(サイバーレジリエンス法)では、単に「セキュリティに気をつける」だけでは不十分です。
製品の設計・開発・運用のすべての段階で、
“安全を考慮して作られていること”を説明(証明)できる状態が求められます。
具体的には、
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どのようなソフトウェアや部品で構成されているのか
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セキュリティ上の問題が見つかった場合、どう対応するのか
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長期間にわたって安全性を維持できる体制があるのか
といった点を、技術と文書の両面で示さなければなりません。
つまり、CRAは努力目標でもなく、書類対応だけのいわゆるお飾りだけで済むものでもありません。
実際のエンジニアリングが法令適合の成否を左右します。
なぜ日本企業はCRA対応に苦戦するのか?
CRA(サイバーレジリエンス法)対応に苦戦する日本企業は少なくありません。
それは能力や姿勢の問題ではなく、CRAそのものが、これまで日本企業が経験してこなかった性質の規制だからです。
まず大きな理由は、法律(法務)とエンジニアリングが完全に結びついている点です。
CRA(サイバーレジリエンス法)は法務部門だけで読んで対応できる法律ではありません。
設計思想、ソースコード、使用しているソフトウェア部品、アップデートの仕組みまで、「実際にどう作られているか」がそのまま法令適合の対象になります。

次に、対応範囲が非常に広いことも難しさの原因です。CRAはハードかソフトのどちらか一方だけを見ればよい規制ではありません。組込みソフト、アプリ、クラウド連携、外部ライブラリ、運用体制まで含めて製品全体を一つの責任範囲として求められます。
さらに、日本企業では
★セキュリティは「後工程」
★法律対応は「書類中心」
★開発は「現場任せ」
という分業体制が一般的です。しかしCRAでは、この分け方が通用せず、部門横断で一貫した考え方と実装が必要になります。
その結果、
「法務は分からない」
「開発は聞いていない」
「現場は手が回らない」
という状態に陥り、
何から着手すべきか分からなくなる企業が多いのが実情です。
こうした背景から、CRA対応には法律を理解できる視点と、実際に手を動かせるエンジニアリングの両方が不可欠になります。

DIVERTのCRA対応が“実務型”である理由
私達は、CRA(サイバーレジリエンス法)対応を「読むだけの法律対応」では なく、
実際に製品をEUで売り続けるための“現場対応”として支援します。
その実務型アプローチは、次の3つの特長に支えられています。

EUの法律を
“実装できる要件”
に翻訳する体制
CRAでは、設計・開発・運用の実態そのものが問われます。
DIVERTは、欧州法規に精通したブリュッセルの法務パートナーと 連携し、
法的要件を単なる「解釈」や「注意点」で終わらせません。
法律の内容を、エンジニアが実際に対応できる具体的な要件へ落とし込むことを重視し、開発現場で何を変えるべきかが分かる形に整理します。

ソースコードと現場を
見たうえでの具体対応
同時に、ウクライナを中心とした精鋭エンジニアリングチームが、
実際のソースコード、構成、設計方針、運用フローを確認します。
CRAの要求に照らしながら、
「何が足りていないのか」
「何を直す必要があるのか」
を、抽象論ではなく、具体的な作業レベルで明確にします。
オプションとして、実際の作業に加わることも有ります。

